Microsoft Learnの「AzureでAIの使用を開始する」を読んだ

昨今の急速な流れに乗り遅れないように...とは実は考えていないんだけど、とはいうものの、何も知らないと支障を来したり可能性も狭まるというわけで、以下を読んだ:

learn.microsoft.com

 

Twitter見ていれば一定情報は流れてくるし、そこでのリンクの記事を読んでいくことも考えたけれど、1週間で状況がガラッと変わる今、目先の情報を追っていくのも大変そうだなぁと思い。あんまりそういうタイプでもないし。それならば、体系的に基礎から学ぼうということで選択。

Azureは弊社でも今後選択肢に上がる(上がっている)かもしれない。そういや前職の最後は、AzureでOCRについて調査していたのだった。

 

上記は、AI-900というMicrosoft Azureの資格のための知識という面もある:

learn.microsoft.com

本試験では、ML/AIの概念と関連するAzureサービスについて問われる。

 

ということで、本モジュールの内容:

  • AIの概要
  • 機械学習を理解する
  • 異常検出を理解する
  • コンピュータビジョンを理解する
  • 自然言語処理を理解する
  • ナレッジマイニングについて
  • AIの課題とリスク
  • 責任あるAIを理解する

内容だけ見ると盛り沢山に感じるけど、全部で34分の所要時間を想定ということもあり、概要の説明がなされるのみ。でも結構勉強になった。

 

感想

機械学習で何をしますか?と言われたら、うーん、困りそうだけど、でもなんらかのデータを集めて世の中の役に立ちそうなことを予測したりします!と答えてしまいそう。それはそうなんだけど、ポジティブな何かを生み出すだけでなく、(当然だけど)ネガティブな予測を行うユースケースもある。それが項目の1つにもなっている異常検出。Anomaly Detectorというサービスがあり、異常検出のためのAPIを提供してくれる。

 

コンピュータビジョンタスクに関しては解像度が粗かったなと感じた。

  • 画像分類
  • 物体検出
  • セマンティックセグメンテーション
  • 画像解析
  • 顔検出、分析、認識
  • OCR

視覚処理を扱うAIといっても、これだけあるわけだ。

 

AIの課題とリスクについて。LLMに関連するβ版のアプリが色々なところから出てきているということで、色々な人がAIを使い始めるわけだけど、全ての会社が、(おそらく現段階で)ここに書いてあるようなことを考え切れているわけでもないかもしれず、今後の開発者の必須科目となるんだろうなぁと妄想したりなど。インシデントの(Webアプリを作っているだけだと出会わなかった)新分類も出てくるのだろう。

 

全体的に英語から翻訳してるなーという記載であるが、ギリギリ気にならずに読んでいけている。